こんにちは、ゆめです。
これから少しずつ、FtMであるまさおさんとどのように妊活をしたのか記録に残したいと思います。
分かりづらかったり、長かったりするかもしれませんが、温かい目で見ていただけると嬉しいです。


わたしがまさおさんと付き合い始めた時、彼は自分をFtMだと認められずまだ未治療、ホルモン注射も打っていませんでした。
見た目は少年のようで(笑)女の子には見えませんでした。
私は彼を男性として見ていましたが、まさおさん自身が治療を望まない以上、戸籍上女性同士のパートナーなので将来入籍できないことも覚悟で一緒にいる決意をしました。
しかし付き合っていく中でまさおさんの中で戸籍を男性にしたいという思いが強くなり、治療を開始しました。
わたしはまさおさんが例え女性のままでも一緒になると強く決意をしたので、その時に自然と子どものことは諦めていました。
「元々子どもが好きなわけじゃないし、願望も少ないし、犬もいるし。まさおさんと一緒に家族になれれば他に何もいらない」と思っていたし伝えていました。


付き合って数年が経ち、まさおさんがいとこの結婚式に参加した時のことです。
帰ってきてから「いい式だった」と、いとこの妊娠も報告があったと言っていました。
それなのにどこか暗い表情。何か嫌な思いをしたのかな?と心配しました。
なかなか教えてくれなかったのですが、ゆっくりと話してくれました。

「結婚式に参加して家族っていいなって改めて思った。ゆめちゃんと家族をつくりたい。
俺、本当は、子どもが欲しいんだ。それが今日幸せないとこの姿を見て強くなってしまった。
自分のせいで子どもができないのにこんなことを願っちゃいけないって思ってた。ゆめちゃんも子どもはいらないって言ってるのに。でも、諦められない俺もいる。
できるならゆめちゃんの血の繋がった子どもがほしい、ゆめちゃんがお母さんになる姿を見たい、一緒にお父さんお母さんになりたい。
身体的にも精神的にも金銭的にも負担をかけるのに、こんなこと言ってごめん」

涙を流しながらそう言ったのです。
正直めちゃくちゃ驚きました。そんなことを考えていたなんて。
子どもが欲しいか欲しくないかはわたしだけの問題と無意識に考えていて、まさおさんの気持ちを確かめたことがなかったことに初めて気づきました。
本当のところ、わたしは自分が子どもを産める身体か不安でした。
母親が不妊だったことや、生理不順で子どもができにくいと思っていたし、お腹の中で人間が育つなんて怖いと思っていました。
だからどこかで自分のせいで子どもができない、産めないというプレッシャーから解放されて安心していた部分もありました。

だけど、まさおさんが子ども欲しいと思ってくれていたのは、そんな不安よりずっとずーっと嬉しかったです。
自分の血の繋がりがなくても愛情を注いでくれる人だというのは分かります。
ふたりで親になる覚悟をしました。
ただ、そうなるといつでもいいと思っていた入籍を早くしないと高齢出産になってしまうので、早急に準備を始めました。

ここまでが子ども持つ決意をするまで、です。
次回はどのように妊活方法を決めたかを書きたいと思います!


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